幸福度世界一を誇るデンマーク
教育の目的って、いったい何なのでしょうか?
「社会で生き抜く力を育むため」
「過去の人が考えたことを未来につなぐため」
「国家や社会システムを維持するため」
様々な答えがありえますが、デンマークではこんなふうに考えられています。
「みんなで、幸せに生きるため。」
デンマークは2013年、2014年、2016年の世界幸福度調査で1位になっています。
グローバル化、人工知能の進化、テロリズムの台頭、貧富の差の拡大・・・。
どんどん変化する世界の中で、それへの対応を意識しながらも、
一人ひとりの Quality Of Life("生きること"の質) に重きが置かれ、
すべての人の、人生に渡る学びを、社会全体が支えているデンマーク。
これからの時代の教育のあり方、日本のこれからを考えるうえで、
デンマークの教育・社会に触れることは大きなヒントを与えてくれることでしょう。
Education in Danmark
デンマークの教育ってどんなの?
子ども・若者時代を
満喫することが大切
いま・ここの幸せや居心地が重視される
将来のために今を犠牲にするという考え方をデンマーク人はあまりしません。今を十分に楽しんで生きることが、将来の充実にもつながると考えられているのです。
ランク付けや競争をしない
「比べない教育」小中学校までは点数をつけるテスト禁止
人との比較ではなく、自分自身の成長の実感が大切にされます。精神的な安心が学習の基盤。小さい頃からの競争はその基盤を脅かすリスクのあるものだと認識されています。
根底に流れる
デモクラシーの精神
身近なシティズンシップ感覚
日本の感覚ではピンときませんが、デンマークではどこででも頻繁に聞かれるデモクラシーという言葉。自分らしく、他者とともに生きていくために大切なこととしてデンマーク人に浸透しており、教育もそこを基盤に、そこをゴールに営まれています。
ー 訪問先・見どころ ー
多様な現場を訪ね、デンマークの教育の全体像をとらえよう
森のようちえん
デンマークで生まれた自然保育のスタイル
毎日森へ出かけ、自然の中で創造性を発揮しながら自律的に遊びまなぶ、園舎のない幼児教育機関。
デンマークで生まれた「森のようちえん」はヨーロッパで広がり、近年では日本でもその数がどんどん増えてきています。
フォルケホイスコーレ
デンマークの民主主義を支える独自の教育機関
デンマーク教育の父・グルントヴィの提唱で北欧に広がった、18歳以上なら誰でも入学できる成人のための「民衆の大学」。デンマーク全土に100校ほど存在しています。
試験もなく資格付与もないこの学校に、学生たちはまさに「学ぶことそのもの」を目的に入学します。寮生活を共にし、対話を重ねながら、自分を知り、社会を考え、共に生きることを学ぶのです。
国民学校(フォルケスコーレ)
6歳から16歳までの包括的な教育
国民学校では、「より高いレベルの教育の準備のための知識やスキルを獲得」「デモクラシーの習得」が目指されています。とりわけ、自分の可能性に自信を持ち、自分の意見を形成することを重視。授業料も教材費もすべて無料で、1クラスは最大28人・平均21人と日本と比べて小規模です。
公立高校
進路に合わせて高校の種類を選ぶ
デンマークの高校は、普通高校と専門高校に分かれ、高校の修了試験(Studentereksamen)は大学などの高等教育機関への入学資格に繋がっています。訪問する高校は、環境教育/ESD(持続可能な開発のための教育)に力を入れており、エコスクールの認証を毎年獲得している学校です。
私立小中学校
デンマークでは私立学校=オルタナティブスクール
フォルケホイスコーレの影響を受けて 年代に生まれたフリースコーレと、70年代の社会運動の影響下で生まれたリラスコーレがあり、いずれもオルタナティブスクールとしての要素が大きいのがデンマークの私立学校の特徴。
国が認めており、自由を与えられながらも経営基盤が整っています。
障がいを持つ青少年のためのユースセンター
社会に出る準備をし、青春を謳歌するための場
高校生年齢以降の障がいを持つ若者達が通う学校であり、余暇を楽しむための場でもあるのが、このユースセンター。
社会生活に必要な学び・トレーニングを提供すると同時に、他の若者同様、彼らが若者時代を楽しむことを手助けしています。建築遊び場(プレイパーク)
廃材で家づくり!子どもゴコロをくすぐる遊び場
日本でもプレイパークは、自己責任で自由に遊ぶ公園として各地に存在していますが、そのルーツの1つはデンマークで 年代にできた建築遊び場です。地域から集めた廃材を使って、子どもたちは自由に建物をつくって遊びます。
秘密基地づくりに没頭したことのある人なら、大人でもたまらない空間です。
※訪問先は現地事情などにより変更の可能性があります。ー さらにこんな体験も ー
船で運河をめぐって
コペンハーゲン観光持続可能な生活を体現
エコヴィレッジを訪問
現地の若者たちと
食事をしながら交流会
ー この旅での「学び」とは ー
「こんなに教育のことを考えたことはなかった・・・」「自分が持っていた選択肢の狭さに気づいた」
過去にコアプラスの教育視察ツアーに参加した方の言葉です。
コアプラスの教育視察は、
「いい教育があるから見に行こう」という安直なものではありません。
自分の常識や、日本のアタリマエとは異なる、
他国の教育のかたちに触れること。
その刺激が鏡となって、
私たち自身の教育観を照らし出してくれます。
「教育ってそもそもなんだろう?」
「日本で何が必要だろう?」
そして、「私にできることは?」
自分の中にある「前提」を問い直し、
教育に関わるうえでの軸を再構築する。
この旅ならではの学びが、そこにあります。
ー 安心・充実のスタッフ体制 ー
現地をよく知るコーディネーターと、教育に専門性のある引率スタッフがいるから安心!
サダコ・ニールセンさん
現地通訳・コーディネーター
日本生まれでデンマーク在住。80年代にフォルケホイスコーレ参加するためにデンマークを訪れ、デンマーク教育の父と呼ばれるグルントヴィの教育哲学に感銘を受ける。現地で結婚し子育てを経験。フォルケホイスコーレの教員などを経て、現在は視察企画会社・DANINFOを主宰している。近年の関心は、環境教育、フェミニズム、エコヴィレッジなど多岐に渡る。
※サポートとして息子のジュリアンさんも同行予定です。武田緑
同行スタッフ(コアプラス代表理事)
2007年にコアプラスを設立して以来、国内外の教育視察企画を多数実施。日本の教育システムや最新の動向に関しても詳しい。教育コーディネーターとして教育課題の解決や、よりよい教育を創造を目指して多岐にわたって活動。これまで訪れた国は60カ国以上。前回のデンマーク教育視察ツアーにも同行している。
コアプラスのツアーの特徴
コアプラスの提供する
海外プログラムは
他には少ない視察中心型!
海外に教育を学びにいくプログラムとしては、1、2ヶ所だけ視察がついている「観光中心型」、特定のメソッドの習得を目指す「研修中心型」などがありますが、コアプラスが提供するプログラムは「視察中心型」。多様な現場を訪ね、目で見て肌で感じます。比較して考えたり、その国の教育を総合的・多角的に捉えることができることが特徴です。
他のデンマーク視察プログラムより
訪問先が多く割安!
早割・学割併用で、お得すぎる価格!「できるだけ安く行きたい!」
「できるだけたくさん現場を見たい!」
その両方のニーズにこたえられるのがコアプラスの教育視察です。今回は学生の方向けの参加費用を特に抑え、参加しやすい工夫をしました。
旅の行程 ※2016年11月10日更新
[ 6泊8日 ]2017年2月24日(金)〜3月3日(金)
2月24日(1日目)
24日早朝に日本を飛び立ちデンマークへ。
到着後は、のんびりフリータイム。
夕食はみんなで。
※成田からの乗り継ぎ便あり(応相談)
2月25日 (2日目)
コペンハーゲン観光
デンマークの教育レクチャー
2月26日(3日目)
視察
・プレイパーク/建築遊び場
・エコヴィレッジ
・ユースセンター2月27日(4日目)
視察
・公立小中一貫校
・公立高校
2月28日(5日目)
視察
・フォルケホイスコーレ
・私立学校3月1日(6日目)
視察
・森のようちえん
・障がいを持つ青少年のためのユースセンター
3月2日・3日(7日目・8日目)
午前中振り返り
午後フリータイム空港へ
参加費用
当ツアーの募集は終了致しました。
ー よりよい教育をつくりたいと願うあなたへ ー
この冬、教育観を広げに、デンマークへ旅をしよう。
【お問い合わせ先】
一般社団法人コアプラス 海外教育視察事業チーム
contact*coreplus.info (「*」を「@」に変えてください)
一般社団法人コアプラス FacebookページURL
https://www.facebook.com/coreplus07/
当ツアーの募集は終了致しました。
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